1.MDIプログラムの構成
このプログラムの構成を以下に記載します。
各クラスは以下のような機能を持たせています。
1.cfftdatacreate2d
ファイルから読み込んだ画像データと画像データを処理したFFTデータを保持するクラスです。FFTデータがなくてもこのクラスを汎用的に使っています。このクラスは、cdatacreate2dからの派生クラスとしています。
2.cdatacreate2d
このクラスは画像データ（RGB各8bit）保存とQImageクラスから画像処理がしやすいように、RGB各配列にコピーする、また、その逆にRGB配列からQImageクラスにデータをコピーする機能を持たせます。
3.Cfft1d
1次元フーリエ変換のクラスです。
4.Cfft_2D
2次元フーリエ変換のクラスです。2次元フーリエ変換は、1次元フーリエ変換をx軸y軸にそれぞれ処理を実施することによって実現します。
5.cimagefunc
画像処理のメインクラスです。ここが画像処理アルゴリズムの実装になります。ここの処理は1次元配列での処理になります。
6.cimginterface
画像処理クラスにデータを渡すためのクラスです。画像データは多くの場合、RGBの３つのデータからなりたっているため、同じ処理を複数回実施する必要があります。そのためのクラスです。
7.mainwindow
MDIの親ウィンドウクラスです。
8.scene
画像データを表示する領域シーンの定義です。
9.view
画像データを表示する領域ビューの定義です。
10.その他
・main.cpp
Qtプログラムのメイン関数です。
11.リソースファイル
・mdiimage1.qrc
リソースファイルです。具体的にはopenなどのメニューボタンのアイコン画像を登録しています。